つーわけで、年末にお約束したウェブページを更新いたしました。
カウス=ルー大陸史・空の牙特別篇「蘭の結婚」です。
先日の記事にも(Q&A参照)書きましたが、カウス=ルーシリーズは1992年8月~1997年4月の約5年に渡り書かせていただいたシリーズで、「蘭の結婚」はその完結記念に、お手紙を下さった方限定で当時配らせていただいた小冊子に載せた短編を基にしています。
内容は、物語のラストから4年後、主人公の結婚式の1場面です。
当然というかなんと言うか、加筆訂正、しております。
というのは、さすがに12年ぶりに引っ張り出してきて、読み返すと、作者的にはめまいがしそうな文章で
まったく修正ナシでアゲる勇気がもてなかっかったのですわ。
近くのカフェで赤(訂正)入れつつ、なんど悶えたか。(なんつう文章だ、オマエえええ! と真剣過去に戻って首を絞めたかった)。若書きの見本スね、もう・・・(苦)
昔を振り返り未熟だと思えるのは、成長した証拠だと思いたいですが、あらためて、作家響野夏菜は読者の皆様に助けられ、育てられてきた作家だと思いました。いやまだ育ちきってないんですがね。いつ育つんだとも思うんですがね・・・。
とはいえ、当時、このシリーズを応援してくださり、今でも「好きでした」といってくださる方、本当に本当に感謝です。皆様のおかげで、よちよち歩きで何とか踏み出せ、今に至っております。
そんな八方破れな作品なのですが、デビューシリーズでして、愛着もあります。だもんだから、まるごと書き直すというより、足りない言葉を補う方向で修正してみました。
そして、ここでさらにちょこっと説明をば。というのは、あんまり古いので、シリーズの存在を知らず、ここではじめて読む方も多かろうと思われるので。だって第1作が出たとき、生まれてなかった方もいるんですもの。
すげーな、時の流れって。わたしデビュー当時、コバルトでほぼ最年少だったんですが、今じゃ数えたくないスね。
てなわけで、物語のあらすじ
月神の守護する世界カウスールーに、空牙(クウガ)の日といわれる嵐の日に生まれた透緒呼(トオコ)は、月神の民である証の「銀色」を髪や目の色に持たずに生まれてきた。そのため魔性の子と恐れられ、大公の娘であるにもかかわらず孤島で生活してきた彼女は、ある日、叔父でもある国王の蒼主(ソウシュ)に呼び出される。カウス=ルーを脅かす、異界からの侵略者〈陽使〉(ヨウシ)が人質をとり、透緒呼を要求しているというのだ。
透緒呼は、後に同僚となる赤毛の男・九鷹(クヨウ)とともに、人質救出に向かう。そしてそれが、透緒呼の出生の秘密と、大陸の存亡をかけた戦いの始まりだった――。
登場人物
透緒呼(トオコ)・・・物語の主人公。〈空牙衆〉(クウガシュウ)の一員。気が強くて不器用。
九鷹(クヨウ)・・・〈空牙衆〉の一員。口が悪い。赤毛でサングラス着用。
真梛(マーナ)・・・トオコの異母姉。国王の婚約者。。〈空牙衆〉の一員。
蒼主(ソウシュ)・・・トオコの叔父でカウス=ルーの国王。
矢禅(ヤゼン)・・・ソウシュの腹心の部下。エリート眼鏡、ちょっと違うか。
筮音(セイネ)・・・トオコの母。毅然とした貴婦人。夫と仲が悪い。
亜羅写(アラシャ)・・・〈空牙衆〉の一員。
獅伊菜(シイナ)・・・医師。〈空牙衆〉の一員。
てなところでしょうか。
久々に読み返してみて、超こっぱずかしかった反面、いろいろ発見もありました。変わったところも、そうでないところも。うーん、根は同じですかね。原点を再認識できた作業でした。
読みにくい箇所など多々あるでしょうが、当時を懐かしく思い出し、もしくは新しい物語として楽しんでいただければ幸いです
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